北京オリンピックに4×400mリレーの選手として出場。陸上の世界選手権に日本代表として2度出場した青木沙弥佳さんが、閉校をひかえた子供たちの思い出づくりに役立ちたいと、愛知県から伊太小を訪問し、陸上教室と講演会を開催してくださいました。
陸上練習では、楽しく速く走るためのコツを教えていただきました。ステップワークや足の動かし方や使い方を教えていただいたのですが、この練習はトップアスリートも繰り返し練習をしているメニューだということを聞き、子供たちもびっくりしていました。基本を繰り返し練習することの大切さを教えていただきました。
講演会では、夢を叶えるために目標をたてることも大事だけれど、「がんばりたい」だけでなく目標を達成させるために何をがんばるのか具体的にすること。そして、自分がどんな人間であるかを考え、取り組む計画を立てることが大事であること。また、できないことや苦手なことがあったとき「なぜできなのか」を考えるより「どうやったらできるのか」を考えることが大事であると教えてくださいました。
青木さんは、東日本大震災のあと、陸上競技を続けるか迷ったそうです。しかし、陸上競技を続ける道を選んだそうです。その時の規準は「私にもできること」ではなく「私にしかできないこと」だったそうです。
統合をひかえた子供たちにぴったりの内容で、エールをもらったような感じがしました。
最後には、オリンピックや世界陸上の裏話をたくさん聞かせていただきました。本当にありがとうございました。